こんばんは

今週の木曜日にミラ・ナカシマさんの講演会に行って来ました。
この講演会は、香川県デザイン協会が主催しています。
私もこの会に属しており、研修委員をしています。
この講演は、牟礼町の桜製作所内にジョージ・ナカシマ記念館が
11月17日にオープンするにあたり、娘様のミラさんが来日されるので、
それを期にご依頼した講演会です。
いきなりミラさんのお話をしても、理解されていない方が多いと思います。
お父様のジョージ・ナカシマさんは、機械と合理性がしはいする20世紀
にあって、ひたすら木を愛し、木の心に即して、家具つくりに専念した
アメリカの日系家具デザイナーです。世界的に評価されている方です。
ジョージ・ナカシマさんは、流真之さんを中心とした讃岐民具連親交を
結び、牟礼の桜製作所を日本のアトリエとして、ものづくりに励まれました。
代表作は、沢山ありますが私はコノイドチェアー・ミングレンテーブルが
好きです。力の持たせ方が、非常によく考えられています。
作風としては、建築学に精通されているので構造的に工夫されいて
素晴らしい家具です。
建築は、ワシントン大学・MITで学ばれています。
日本では、家具以外に京都・軽井沢教会の建築設計もされていました。
講演会の内容としては、「製作の精神」と題してお話を頂きました。
自然を尊重して、自然の中に美を発見して製作を進めてられたこと
や、日本の禅の精神を大切にしたこと、また木の使われない部分を
利用して家具行ったことなど色々なお話をして頂きました。
気さくなで、スマートで、クレバーな素敵な人でした。
講演を聴き,心が洗われた気がしました。
そして、強い心を持ち、地球にやさしいものを創って行こうと
思いました。
設計室 K

スポンサーサイト