先々週、京都へ行って来ました。
前夜は雨だったのですが、京都では、心地よく晴れて快適な旅を
することが出来ました。
修学院離宮・曼殊院・京都御所などを以前の事務所の後輩と共に
ゆっくりと巡りました。
1日じゅう清々しい風が吹き、15年ぐらい前に修学院離宮を訪れたとき
も同じような心地よい風が吹いていたことを思い出しました。
修学院離宮について少し説明します。
修学院の名は、10世紀後半に、この地に修学院という寺が建立されたのが
始まりでした。その後、桂離宮から遅れること30余年、明暦元年(西暦1655年)
から後水尾上皇によって造営工事がなされ、万時2年(西暦1659年)に完成した
山荘です。
場所は、比叡山の麓、東山連峰の山裾にあります。
アプローチとしては、叡山電鉄の修学院駅が最寄の駅です。
京都地下鉄の松ヶ崎駅から、タクシーで5分ぐらいです。
この修学院離宮は、上・中・下の3つの離宮(御茶屋)からなり、
上離宮背後の山、借景となる山林、それに3つの離宮を連絡する松並木の道と
両側に広がる田畑とで構成されています。
総面積は、54万5千㎡を超える雄大な離宮庭園です。
桂離宮と比べ、非常に大らかで牧歌的です。
浴龍池のを中心に回遊式庭園となっていて、この池の横の小道を歩くと
比叡山を背景に、離宮の構成が良く解ります。
この日は、風が少しありと水面が美しく建築を引き立てていました。
本当に癒される場所でした。
この日撮った、写真を添付しておきます。
クリックすると大きくなります。

一番最初の門です。

宮内庁の田畑です。

優美な建築です。

網と表現している欄干です。

客殿の霞棚とカラフルな市松模様の襖

創建当時からある窮遂亭

少し色づき始めています。

浴龍池の遠景

楓橋の遠景

千歳橋と御腰掛
京都の修学院離宮は、やっぱり良いですね。 設計室 K
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