瀬戸内国際芸術祭2013は、春・夏・秋の3期に開催されました。
各島でのアートサイトで印象に残ったものを紹介します。
今年は、12の島々と2つの港(高松・宇野)で開催されました。
私は、9つの島と髙松港のアートサイトを巡りました.
また、前回同様に「漆の家プロジェクト」で、瀬戸内国際芸術祭2013に
参加致しました。
黒の部屋・白の部屋以外に母屋の部分を改修して、アートギャラリー・
作業場(緑の部屋・赤の部屋)を造りました。
それでは、セレクトした各島のアートサイトを私が巡った順番ご紹介します。
まずは、開催初日に訪れた女木島からです。
写真をクリックすれば大きくなります。
行武治美さんの1万個以上のミラーガラスを使ったインスタレーション。
室内での反射が幻想的で美しかった。

鬼の洞窟の中で行われていた、フィリップアルタスさんのアニメーション。
かたつむりの軌跡をベースした動画のアートで、楽しめました。

段々畑の中に造られていた杉浦康益さんの陶器ブロックで構成したオブジェ。
借景の女木島との集落風景に溶け込んだ、環境アートでした。

段々畑から下ってくる途中にあった、梅の花?

愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチームの「MEGI HOUSE」という
作品のエントランスです。
アールの黒に塗られた壁と土間に敷きつめられた陶器の砂利が美しい。
次に私が参加している男木島です。

開会式・閉会式に使用した鯛が描かれた漁船。
このような漁船が大漁旗・祝い旗と付け海を駆け巡り「男木の男気」を
見せました。

タイムチューブという川島猛さんとドリーフレンズさんの美しい紙筒集積の作品。
ワークショップにより島の人達を巻き込んで製作されました。
奥に立っておられるのが、製作者の川島先生ご夫妻です。

男木小学校の昭和40年会の動的な光と音の作品。
この会場には、他にも多くのインスタレーション展示があり楽しめました。

西堀隆史さんが香川の伝統工芸でもある傘の骨を約600本利用して作った作品。
モーターが仕込まれていて動く様は、木製の機械の中にいるような感覚になり楽しい。

「漆の家プロジェクト」の鳥瞰パースです。

「漆の家プロジェクト」の白の部屋。
白色の色漆の壁と収納の中に作られた漆を塗った木製テープを織って製作した作品。
この木製テープを使った作品は、瀬戸内海の夕日を表現しています。

「漆の家プロジェクト」の黒の部屋の彫漆パネル(漆を削り模様を施したパネル)
を壁面に貼り、天井には和紙に漆をしみこませました。
白の部屋・黒の部屋共に漆に包み込まれた空間を味わうことが出来ます。

新しく作った緑の部屋。作業場・展示場として利用しています。

「漆の家プロジェクト」のギャラリー部分で関西インテリアプランナー協会の人達と
漆のお話を聴いている風景。

「漆の家プロジェクト」のギャラリーの床の間の展示。

「漆の家プロジェクト」の漆パネルを市松模様に貼った壁面のトイレ。
実際は、写真よりも色彩がしっとりしていて落ち着ける感じです。
ここから、沙弥島に入りま~す!

ターニャ・プレミンガーさんの花崗土を盛り、芝で覆われた丘を造成した作品。
スロープ伝いにに丘の上の昇ると展望が開けて、心地よい風景に包まれます。

色糸で地域の人たちと網を作り、オブジェとして展示した五十嵐靖晃さんの環境作品。
風が吹くと、視覚化され美しい曲線をを創り出します。

藤本修三さんの海辺の椅子として活用できる彫刻作品。
ここから眺めると、ダイナミックな瀬戸大橋の構造を感じることが出来ます。

神戸芸術工科大学の校舎のインテリアをカラフルに彩った作品。
白い発泡スチロールの浮遊感が、堪りません。不思議な世界が広がります。

藤山哲郎+冨井1級建築士事務所の「海の家」の作品。
ここで、島スープが売られていました。人気がありここでは頂けませんでした。
屋根形状が、ユニークで家・山・船・etcを連想させますね。
引き続き、明日に楽しみながら、パート2を書かせて頂きます。
設計室 K
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