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株式会社創芸スタッフのお届けする日々の業務日記です。
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建築材料を求めて

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今晩は

もう12月も中ごろに差し掛かって来ました。
師走は、何かと時間が早く過ぎて行きます。
年末に向けて行わなくてはならないことが多くあります。

先ほど、室礼(しつらい)のHPを見ていました。
日本の室礼は、季節感を感じ、凛としていて美しいものですね。

話は変わりますが、先週、知人の姫路市の船津町の瓦屋さんに行って来ました。
この地方で作られるいぶし瓦は、「神埼瓦」と呼ばれ高い技術を持つと評価されています。
また船津町は、良質の粘土が取れることから古くから瓦つくりが行われていました。
文化2年(1802年)の姫路藩御用瓦師であった小林又衛門が良質の材料を求め船津町に
移住し窯を開いたのがはじまりだといわれます。
瓦としては、渋い銀色の光沢を持つ「いぶし瓦」が中心のようです。

この「いぶし瓦」の特徴としては、耐久性・断熱性・防火性・防音性に優れ、土と炭素で
出来た天然素材ですので人体にも無害です。
香川でも、廻りを見渡すと寺社を中心に多く見られる美しい建材です。

瓦に落ちる雨音の響きが、私は大好きです。

他県でも瓦の産地は多くあるのですが、この地方の瓦は強さを追及するようですね。
今回訪問させて頂いた、光洋製瓦さんは長時間高温焼成を行うことにより、凍てない
色の変わることのない強い瓦造りを行っていました。

そして、ショールームでは、色々な瓦で出来た商品を見せて頂き、瓦の多様性には、
びっくりしました。

その後、工場を見せて頂き、良質粘土から瓦になるまでの過程を説明してもらいました。
粘土に対しての親しみが湧き、より身近に感じました。

また、建築のより良い素材を求めて旅をしたいと思います。
今度は、関西で左官材料とアクティブな左官さんにお話を伺う予定です。



  HP用IMG_3061   良質な粘土(瓦の素)



  HP用IMG_3066   粘土で出来た瓦のバリを取る




  HP用 IMG_3078   粘土で作った焼く前の鬼瓦



  HP用 IMG_3050   カステラの文明堂のサイン




  HP用 IMG_3043   装飾瓦




  HP用IMG_3055   いぶしの花器




  HP用IMG_3046   いぶしのコースター





色々と瓦には、素敵な利用法があるようですね。
瓦は奥深い素材ですね。

室礼のHP  http://www.shitsurai.com/index.html



設計室 K










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