今晩は

8月に、滋賀県の長浜市に香川県デザイン協会の見学研修に行く機会がありました。
この長浜市は、以前働いていた事務所でまちづくりに関わっていました。
秀吉の出世城として有名な長浜城を中心として町が発展し、今も湖北地域独特の古い町並みが
残る美しい場所です。
そしてここは、大きな曳山(山車)の上で子供歌舞伎が演じられるユニークで勇壮なお祭りで
有名な所でもあります。
今回の見学では、黒壁を中心にしたまちづくり(黒壁スクエア)と新しく出来た黒壁の施設の
「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」に言ってきました。
このミュージアムは、湖北地方で行きたいミュージアムのナンバーワンということで見学する
のが非常に楽しみの施設でした。
話は戻りますが、黒壁の施設は、私が長浜に出入りしていたころは、5館ぐらいしかありませ
んでした。この黒壁スクエアの最初の1号館は、黒壁ガラス館という建物で、国立第百三十
銀行長浜支店をリノベーションして建築されました。当時この銀行の愛称が「黒壁銀行」と
呼ばれていました。
それ故、この建物を起点に黒壁のまちづくりという運動が起こり、町家が次々に魅力のある
施設になって行きました。
今では黒壁が、19館もあるということで月日のながれを感じながら、ブラブラ街歩きと黒壁
施設を巡りました。
改めてこの町とみると、古い町並みを生かしながら、上手に町家のリノベーションを行い、美術
館・ガラス館・カフェ・オルゴール館などの観光都市をイメージしたまちづくりが進化していました。
もっとゆっくりと見学したかった~。次回、またもう一回訪れたい

と思いました。
海洋堂ミュージアムについては、緻密でクレードの高い仕事のフィギュアに圧倒されっぱなし
でした。キャラクターものも良いのですが、ジュラシックパークで使用された恐竜の実物大の
フィギュアは圧巻でした。また、私が持っていた動物・昆虫シリーズもジオラマ展示されてい
ました。
造形士さんの技術の高さには、本当に驚かされます。
また、展示の仕方も各シリーズごとなので、見やすく分かり易い構成になっていました。
高知の四万十にも海洋堂の展示施設があるということですので、今度は高知の展示施設に行き
たいと思います。
それ以外の見どころとしては、小さなエリアですが、舟板塀の町並みが綺麗です。
琵琶湖で使用されていた川船の木材を建築物の外壁の腰の部分に張っています。
瀬戸内の島々にも舟板塀の町並みは、あるのですが長浜の方が仕事が緻密で仕上がりが良い
仕事をしているように感じられます。木材を固定した釘の跡が渋いので大好きです。
滞在時間は短かったのですが、琵琶湖の北部地域文化を感じることの出来た密度のある見学
研修になりました。
お時間があれは、訪れると本当に楽しめるところですよ。お勧めです。(^-^)

北国街道沿いの長浜の町並み

黒壁ガラス館(1号館)

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

ジュラシックパークで使用された恐竜の足

キカイダーとハカイダーのフィギュア

黒壁美術館

大通寺の賑やかな参道

大通寺の群生して咲く、美しいハスの花

船板塀の町並み
訪れたいと思ったでしょうか? 本当に良い町ですよ。
設計室K