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株式会社創芸スタッフのお届けする日々の業務日記です。
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原研哉氏講演会

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今日は
もう、すっかり秋めいて来ましたね。


季節の変わり目ですので、風邪をひかれている方が
多いようですね。
関東では、インフルエンザが流行っているとか・・・
ご自愛くださいね。

先週、原研哉氏の講演会に行って来ました。

原氏は、グラフックデザイナーという肩書きなのですがこ領域の範囲だけでは
なく、商品開発やホテルのプロデュースなども行っています。
生活や産業の未来を構想するデザイン行っていて、2009年のミラノトリエンナーレで
発表した「SENSEWARE」展で各界に大きな反響を呼び起こしました。
日本では、長野オリンピックの開閉会式プログラム、愛知万博のポスター・プロモーション、
KENZOの香水、NTTdcomoの携帯電話、無印良品のアドバイザリーボードを務めています。

講演会は、「デザインも曲がり角に来ています。何をすれば生きられるかが、確定出来ない
時代です。・・・美意識も新しい価値が必要です」という言葉から始まりました。

「SENSE WARE」展での日本のあたらしい素材(炭素繊維・ナノファイバー・etc)や、
文化の考え方や、デザイン手法・ホテル・ハウスビジョンなど話の内容は、多岐に渡りました。

仕事の範囲の広さと、多彩なデザインのアプローチに驚きました。
しっかりした基礎を持ち、テクノロジーをバックに課題に兆戦して行く姿は、スマートで
クレバーで、男儀があり渋い
原氏の知識量と課題分析力は、すざましいものです。

「白」の発見が、彼のデザインの幅を大きくして行きました。
「白」だけで1冊の本になっています。
非常に深く広く「白」を捉えています。

私が初めて氏の作品を見たのは、梅田病院のサイン計画で、日本サインデザイン協会
の審査の時でした。

白い綿布で出来た柔らかいサインで、何と洗濯が出来るというものでした。
白の綿布を用いたのはそれを清潔に管理ことで、病院側の空間に対する高いホスピタリティ
を感じてもらうためとのことでした。
そして、このサインは低コストで2つのスペアーがあり、400回のクリーニングに耐え、
サインは10年経っても真っ白のまま

アプローチのユニークさにびっくりしました。
その年のサインデザイン大賞だっとと思います。

この人の発するデザインから、目が離せません





HP用IMG_2703   講演会風景




本当に、グラフックデザイン界の最強の賢人だと思いました。

設計室 K







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瀬戸内国際芸術祭の風景 3

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こんにちは

昨日、男木島の「漆の家」にメンテナンス行って来ました。
この空間は、時間と共に少しづつ変化しています。

キャラリーの墨入りモルタルの床は、多くの人が歩くため、表面少し削れて
洗い出しのようで時間を経て、美しさが増したように感じます。

また、白の部屋・黒の部屋の壁は共に漆の色が出て来て、すっきり感が増したように
感じます。

また、小物販売商品は色々な方向からアプローチしている素朴で美しい商品
が並んでいます。

携帯電話の漆のストラップや、栞などは、なかなかお洒落です。
若き作家の卵が、競って製作しています。

芸術祭に来られる時は、是非お立ち寄りください。
白の部屋・黒の部屋・瀬戸が島々が見える展望の良いカフェをお楽しみください。

来月の10月3日には、この漆カフェで会期最後の茶話会が午後に2回開かれます。
第1回目は予約でほとんど埋まっているようですが、第2回目の茶話会はまだ空きが
あります。

色々な漆の話を楽しく聞くことが、お抹茶頂きながら出来ます。
お勧めです。



HPIMG_2685.jpg   外観



HPIMG_2683.jpg   共通サイン



HPIMG_2671.jpg   商品の並ぶ縁側   



HPIMG_2681.jpg   漆玉(檜玉に色漆を塗っています)


  


このプロジェクトは進化しています。

設計室 K


瀬戸内国際芸術祭の風景2 (豊島)

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今晩は 

相変わらず蒸し暑い日々が、続いています。
熱さに負けずに、生活したいものです。最強の熱さの9月ですね。
お身体をご自愛してください。

さて、先週の週末に豊島に行って来ました。
天気も良く、芸術を観賞するには打って付けでしたが、やはり熱い
仲間の人たちの協力で、何とかスムーズに移動してアート観賞すること
が出来ました。

今回、巡った豊島のアートサイトは、大きく3つの集落に点在していました。
家浦港にから入り、3つの集落を車で移動しながら観賞を行いました。
この島は、男木島と違って面積の大きく、人口も約2000人ということでしたので
集落の数も多い場所です。

他の島と比べても、粒の大きいプロジェクトが多いように思います。
作品の密度もしっかりしていて、作家の思いが伝わって来ます。

美術館の内で観賞するのではなく、その場所に訪れて観るアクティブな現代アート
の良さが、この瀬戸内国際芸術祭の豊島では、良く体感できます。
島の自然や、人に関係を持ちながら成立している現代アートは本当に素晴らしい
ものです。

まだ会期もあるので、みなさん是非ご鑑賞ください。
見なきゃ損ですよ。~
私も時間の許す限り、色々な島に足を運びアートを楽しみたいと思います。


HP IMG_1297   トビアス・レーベルガー レストラン   
 


HP IMG_1312   横尾忠則 赤色の庭石



HP IMG_1319   新しいバスのりば



HP IMG_1320   塩田千春 遠い記憶



HP IMG_1349   安部良 島キッチン



HP IMG_1390   内藤礼・西沢立衛 手島美術館




HP IMG_1399   森万里子 トムナフーリー




 島の現代アートは、楽しめますよ
 私は、豊島のアートサイトもまだ回りきれていません。再度、この島に上陸して
 引き続きアートを楽しもうと思います。

 設計室 K