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株式会社創芸スタッフのお届けする日々の業務日記です。
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古びること

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今晩は
雨脚が強くなりました。ゴロゴロと雷さんの音が聞こえています。
朝から昼にかけては、素晴らしい天気でしたのにね。
残念です。

民家の古材や、ユーズドウッドと言われるものが流通するようになりました。
ジーンズなどの衣類でもそうですが、使われていて古くなったものは、
風合いが良くなり味が出ます。また、人の温かみや安心感も感じます。

そうしたものに、価値を見出して流通が始まり、高価な値段の物が現れ始めます。
古い建具や家具などは、昔から骨董商が取引を行っていました。

私は、塗装を施していない木材でシルバーグレーに自然になって行き、
うずくり仕上げっぽくなり、木目が見えるものが好きです。
割れなども景色に見えて許せてしまえるものです。
(あまり参考になる写真は、ないのですが・・・)

淡路島には、「こぼつ」という言葉が昔からあります。
これは、建築を壊すのではなく、材料を丁寧に取り外して壊すという意味
だそうです。
古い木材の再利用というのも、一般的になされていたようです。

伝統的な民家は、木や土を中心とした自然に帰り易い材料で出来ています。
自然に材料が、回帰することは大切なことです。

素材を大切にしたものづくりを行っていこうと思います。

昨年に引き続き、デザイナーズフリーマケットが秋に開催されます。
(10月3日の予定です)

今年も参加して、ユーズドウッドや古材を利用して家具や小物を
作りたいと考えています。

何が出来るか、ワクワクしながら材料探しをしています 


HP用 IMG_1958   欅の古材



HP用IMG_1959   欅の古材(拡大)




HP用 IMG_1961   アフリカンパドックの古材(焼けていますが)


ミラノサローネというデザインのイベントでユーズドウッドのファニチャーが
出品されていました。
素材の表情が豊かで、デザインも素晴らしいものでした。

私も古びた味のある木材を利用して、面白い提案が出来れば
いいな~

少しがんばってみます。





設計室 K




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瀬戸内芸術祭

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今晩は

夏が近づいて来ている感じですね。
いかがお過ごしですか?

私が、参加している瀬戸内芸術祭のプロジェクトも佳境に入って来ました。
男木島に渡る回数も増えて来ました。

この男木島に渡る時に、「めおん」という船に乗ります。
「めおん」という船は、1号と2号があります。

殆ど2号に乗船するのですが、たまに1号に乗ると高校の恩師の絵に出会えます。
その絵を観ていると、高校時代のことが思い出されます。
渋くてカッコイイ先生でした。
K先生元気かな・・・懐かしいものです。

話は元に戻って、私が参加しているプロジェクトは「漆の家プロジェクト」と言います。

漆と身近に触れあい、楽しんで頂き、香川の漆の拠点となる場を目指しています。
詳しくは、後日出るガイドブックをご覧ください。

この男木島は、16種類ぐらいのプロジェクトが動いているようです。
島を歩いていると、あちらこちらでアーティストたちの活動が見られて非常に
楽しいものです。

思考に富んだものが多く、出来上がりが楽しみです。

港のプレンサーさんの交流館も、外観はほとんど完成しているようです。
屋根の8カ国もの文字が描かれていて、この文字が室内に影を落とすという
ユニークな構造の建築物です。

この建物が島の玄関となります。

会期の始まりに向けて、皆で力を合わせて良いかたちで、見て頂ける
ように努力して行こうと思います。






HP用IMG_1850   めおん1号の壁面絵画



HP用IMG_1851   めおん1号の壁面絵画の詳細




HP用IMG_1857   たまたま停泊していた海上自衛隊の船



HP用IMG_1854   男木港の風景(白い建物が、交流館)



HP用IMG_1859   漆の家プロジェクト現場


このプロジェクトに参加して、漆の可能性について
楽しく学ばせて頂いています。


設計室 K