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株式会社創芸スタッフのお届けする日々の業務日記です。
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春を感じる枝垂れ梅

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こんにちは

昨夜は大粒の雨が降りましたが、打って変わって今日の午前中は
春真っ盛りのような陽気でした。

「枝垂れ梅が咲きそうですよ」とのお話があり、昨年、住宅竣工した「三木の家」、
に行って来ました。このブログでは、「素朴で逞しい家」というテーマで書かして
頂いた住宅です。

久しぶりにご訪問させて頂きました。
造園を行うとき、白梅にしようか紅梅にしようかとお客様と共に悩んだのですが、
枝垂れの白梅を選びました。

まだ、若く小さい木ですが、大き目の八重の花をつけて凛として立っていました。
昨夜の雨に負けずに、花も落ちずにしっかり地面に根を張り、立っていました。
まだ、3分咲きぐらいで、来週あたりは美しく咲き誇るのだろうな~と思いました。

来年あたりになると、枝垂れの枝も長くなり益々かっこいい枝垂れ梅になるのでしょうね。
車で走っていると紅梅は、多く見かけますが、白梅はあまり多くは見かけません。
庭全体のバランスが必要ですが、白梅を入れると上品にすっきりと見えます。

余談ですが、私の家に植えているサクランボ木も、もうすぐ咲きそうです。

車から風景を山の見ていると、グレーの色彩の中でやはり咲いている梅に目が
止まります。

本当に春が来ているのですね。


HP用IMG_1462   敷地入口付近の枝垂れ梅



HP用IMG_1463   枝垂れ梅近景



HP用IMG_1466   近所の紅梅



設計室 K





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神戸近郊の建物探訪

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こんばんは 
ここのところ、お昼間は過ごし易い天気ですね。
梅の花が、ちらほら咲いているころになりました。

先週の土曜日に神戸近郊の建物探訪とショールーム見学に行って来ました。
自分で企画したのではなく、知人からの誘いがあり参加しました。
立ち寄った建物は、甲子園の近くにある甲子園会館(旧甲子園ホテル)と
芦屋にある淀鋼迎賓館(旧山邑邸)でした。

どちらも、フランク・ロイド・ライト氏に関連する建築作品です。
このフランク・ロイド・ライト氏は、アメリカの建築家の巨匠です。
また、日本では大正年間来日にして有名な帝国ホテルの設計を行いまいした。
そして学校(自由学園)や、個人住宅なども設計をしています。

有機的建築(Organic Architure)を目指して、環境に溶け込んだ建築の設計を
行った建築家です。

先に甲子園会館(旧甲子園ホテル)を見学して、その後、淀鋼迎賓館(旧山邑邸)を
見学しました。
この甲子園会館(旧甲子園ホテル)は、竣工当時に東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル
と云われ栄華を誇りました。
この甲子園ホテルはフランク・ロイド・ライト氏の弟子の遠藤新氏が師匠の思想を汲み、
設計監理を行いました。

前回と比べて興奮せずに、じっくりと冷静に眺めることが出来ました。
打ち出の小槌や、水玉の石(日火石)や、木装飾が素晴らしく、空間の密度を高めていました。
彫の深いタイルの装飾など含め温かさを感じる建築でした。
大切に、使って貰ってこの環境を維持して頂きたいものです。

淀鋼迎賓館(旧山邑邸)は、芦屋川が静かに流れ、緑の濃く坂の多い、地域環境を生かして
計画され1924年に竣工しました。
彫刻を施した大谷石、マホガニーの複雑な木造作や銅板の装飾金具などデティールが
甲子園会館(旧甲子園ホテル)同様に空間の密度を上げて豊かに見せています。

テラスや各階のバルコニーからの芦屋浜や、六甲の山並み、市街地、大阪湾など
を眺望することが出来ます。

今回の訪問で5度目になります。
この建物は、訪問の度に何か新しい発見があります。

また、何かの折に立ち寄りたいと思います。


HP用IMG_1344   甲子園会館(旧甲子園ホテル) 玄関上部の塔屋



HP用IMG_1352   バンケットホールの市松光天井



HP用IMG_1363   バンケットホールから観る 



HP用IMG_1383   南立面  



HP用2 IMG_1403     淀鋼迎賓館(旧山邑邸) 東立面 



HP用IMG_1412   車寄せ上部の装飾豊かな造作



HP用IMG_1409   1階テラスからの眺望



HP用IMG_1407   4階バルコニーから煙突を観る



改めてフランロイド・ライトの凄さを認識しました。
良い休日になりました。

設計室 K 




建築家 中村拓志さんの講演会

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こんばんは 

昨日、香川県建築士会高松支部青年部会主催の建築家の中村拓志さんの講演会
に行って来ました。

会場は、香川県文化会館3階のホールで行われました。
中村さんは、「トップランナー」・「情熱大陸」でも紹介された若手の気鋭の建築家さんで、
建築関連の雑誌でよく作品が掲載されています。

講演を聞く前には、自由でユニークなアプローチして新しい建築のかたちを創る人だなと
思っていました。建築についてどのように考えて創り上げていくのかが、興味がありました。

近代建築の問題点と、微視的設計論について作品を例に挙げて丁寧に説明して頂きました。
抽象的な話ですが、非常に理解しやすいもので共感するものした。

個を意識して、「振る舞い」を大切にすること。

人との関係性を考えてものづくりを行うこと。

建築は皮膚の少し先として考えること。

言葉にならない豊かさを気づくこと。

沢山の言葉が、心に響きました。

彼の言う「人の振る舞い」についての分析は、ロジックでかつ科学的で、
ユニークなアプローチでした。
久しぶりに、エキセントリックな講演会でした。

中村拓志さんは、本当に深く建築について思考する人でした。

今回は、少し解りづらい話になってしまったかもしれませんね。

すいませんでした。





設計室 K










ひな展

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今晩は
今日は、良い天気で少し暖かかったような気がします。

今日の午後から家族で、ひな展に行ってきました。

このひな展は、第20回目を迎え今年ファイナルとなります。
会場は、郷屋敷の中の蔵をリノベーションしたギャラリー(スパシオ郷の蔵)
で行われています。
休日でもあり、会場は知人を含め、多くの人が来場していました。

この展開会の会期は2期構成になっています。
前期が1月30日から2月8日までで、後期は場所を替えて高松市の隣の三木町
のファイブ・ペニイズの2階ギャラリーで2月13日~3月1日まで開催されます。

後期の展示に4年くらい前にデザインを行った、私のお気に入りの花シリーズの2種類
のお椀を出品を予定しています。

このお椀は、香川の伝統に従い、厚い板を横使いに利用して刳り物加工を
施し製作を行います。(他県の場合、縦使いが多いです。)
厚い板が、最近あまり流通していないので作り辛くなって来ています。
このお椀は、桂材を使用して製作しています。

この展覧会には、私の妻も友禅染めで小さなお雛さんを染めて「染め額」として
出品しています。

お時間が許せば、足をお運びください。
春を感じることが出来るのではないでしょうか。


DSC00119.jpg   多目的椀(丼ぶりものに最適です)



DSC00115.jpg   スープ椀(小ぶりなお椀です)



創意工夫された作品を観ながら、春は近いなと思いました。



設計室 K






高知の竹

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こんばんは 

落ち着く暇がなく、あっという間2月になってしまいました。
今日は、22年2月2日ということで2がたくさん並ぶ日です。
リハビリの先生が、記念になるので電車のチケットでも買おうか、
後から高く売れないかな~とか言っていました。

話は変わりますが、先月の後半に高知県の須崎市に行ってきました。
そこで、この地域でしか生えない「虎斑竹(とらふだけ)」を扱っている
竹虎さん(竹材店)に行ってきました。

この竹は、須崎市の一部の地域に生えるもので他の場所には生えていません。
虎斑竹は淡竹(ハチク)の仲間ですが、表面に虎皮状の模様が入っている独特
の風合いをもった竹です。この模様は竹の幹に付着した寄生菌の作用によるとの
学説がありますが、まだ判明出来ていないようです。

この名前は、世界的な植物学者の牧野富太郎博士により、命名されています。
そして、明治44年当時の最高の植物学者たちが、虎斑竹の保護のために建白書
を書き、天然記念物の第一号の指定を受けています。

竹虎さんお店の中には、たくさんの竹に関する商品かあり、あまりのアイテム
の多さにびっくりしました。

縁台・すのこ・傘立て・弁当箱・竹布・籠・ざる・ぞうり・竹垣・虫のおもちゃ
など数えきれません。
変わったものとしては、虎竹名刺入れ・竹炭線香・竹炭の洗い水など不思議な物も
多くあります。そして、ユニクロとコラボして出来たTシャツもありました。

このお店の商品は、インターネットでも購入することが出来ます。
楽天さんやヤフーさんにサイトがあります。

私は、竹で出来た、鬼おろし(大根おろし)・竹の葉のお茶・炭石鹸を買って帰りました。


須崎市あたりに行く時には、立ち寄ると楽しめます。
温かく迎えてくれると思います。



HP用IMG_1295   虎斑竹



HP用IMG_1290   虎斑竹のかまきり(良く出来ています)



HP用IMG_1306   山に自生する虎斑竹
 


四国は、まだまだ色々なものがありますね。
旅をするのが、楽しみです。





設計室 K