こんにちは

お盆を超えたので、少し朝夕が涼しく感じられるように
なりましたね。

最近、気になるイベントがあります。
それは、「瀬戸内国際芸術祭」です。
春ごろから、建築やデザインの会議に出席する度、話題に上がる
創大で、かっこいい名称のイベントでした。
このイベントに繋ぐものとしては、今年度は食×自然×文化というテーマで
「てくてくさぬき」などがあり、香川のディープなまちの発信を行っています。
また、11月8日には、かがわ文化芸術祭2009参加行事の
「第5回 あ・うんの数寄 海の大茶会」も行われます。
高松と瀬戸内海に浮かぶ女木島、男木島、小豆島、直島を結び行われる
アートとお茶のコラボレーションのようです。
このイベントも参加したいイベントです。

話は「瀬戸内国際芸術祭」戻りますが、このイベントは、「海の復権」という
大きなテーマの元、「民俗、芸能、祭り、風土記 という通時性」と
「現代美術、建築、演劇という共時性」を交錯させ、瀬戸内海の魅力を世界に
発信するプロジェクトです。
*意味
通時性:対象の歴史的変化を追いかけること
共時性:同一時に起きる変化や差異に注目すること
また、舞台となるそれぞれの島で育まれてきた固有の民俗を活かし、
島々で営まれてきた生活、歴史に焦点を当て、アートが関わることによって住民、
特に島のお年寄りたちの元気を再生するねらいがあるようです。
この芸術祭に向けて、現在は多様な面白そうな公募作品の募集が行われています。
新しく出来た施設として直島には、アーティスト・大竹伸朗が手がける実際に
入浴できる美術施設である直島銭湯「I♥湯(アイラブユ)」が7月26日、
直島宮ノ浦地区にオープンしました。
そして来年のこのイベントに合わせて、西沢立衛氏の設計による豊島に美術館
もオープンしますし、三分一博志氏の設計による犬島のアートプロジェクトの
2期工事も完成します。
他の女木島・男木島・小豆島・直島・大島でも地域と連携したアーティストの
イベントやワークショップが行われます。
書いているだけで、本当に楽しみになります。

早く始まってほしいものです。
アートに彩られた島々をじっくり楽しみたいですね。
新しい発見がいくつもありそうです。

設計室 K

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