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株式会社創芸スタッフのお届けする日々の業務日記です。
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鉄骨造の町家に立体的に住む3

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こんばんは
バタバタとしているうちに、飛ぶように1日が過ぎて行きます。
今週は、先週と比べ少し肌寒いようです。
三寒四温を経て、本当の春になるのですね。
畑や、川の土手では菜の花が多く見られます。

さて、今回は鉄骨の町家のお話です。
この鉄骨の町屋は外壁が仕上がり、内装工事に入っています。
天気がここのところ良いので、どんどん進んでいます。

敷地が旧市街地の密集地にあるために、隣地や、前面道路や、電線に配慮
しながら、鉄骨躯体の組み立てが行われました。
基本的には、クレーン車を据え木造建築物と同様に進みます。
この時には小雨もあり、思ったより多くの時間を要しました。雨は、いやですね。

そして、先月に上棟式を行い、配線・配管工事を行い各階のデッキプレート
(凹凸のあるスチール製の床)や土間にコンクリートを打設して床を造りました。
そして、その床上に壁の軽量スチール下地(LGS)を起こし始めました
また、外壁廻りでは、足場を造り、鉄骨に防水シートを設置して
外壁にサイディングを貼り終えました。

この住宅は、簡単に言うと非常に体脂肪率の少ない住宅です。
つまり、内部では躯体が多く見えています。必要なところにしか天井がありません。
構造躯体を意匠と捉えて、最大限見せるように計画しています。
そうすると天井高を豊にして、階高を低く抑えることが出来ます。

それ故、配線・配管ルートをしっかり確認して進めています。(少し大変です。)

1階の土間部分を見ると分かりますが、この建築では1階の床の高さが、一般的な建物より
高く設定しています。
それは、この地域は台風などの時に水害に見舞われる地域であるのでこのように造っています。
設備的な部分も同様に、このような配慮を行っています。
今回の住宅は、一般住宅と比べてシェルター的な要素が強いものになっています。

これまでの工事進捗を上棟からの最近までの写真を添付しておきます。
次回は、内装工事についてお話します。


設計室 K


HPIMG_3237.jpg   鉄骨を組み立てる


HPIMG_3289.jpg   上棟です


HPIMG_3507.jpg   1階の土間コンクリートの鉄筋を組む  


HPIMG_3671.jpg   配管を行う


HPIMG_3609.jpg  外部足場   


HPIMG_3748.jpg   内装壁下地を造る


工務店の現場監督さんのがんばりもあり、何とか天候負けずに進んでいます。



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近隣の新しいカフェを食べ歩く

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今日は、良い天気でスムーズに仕事が進捗しました。

坂出からの帰りだったので、会社近くで多肥町にあるカフェ セシカ(瀬し香)で昼食を
取りました。このお店は讃岐珈琲カフェと云われるように、コーヒー名に
讃岐に関連した言葉を充てています。
倉庫からのリノベーションのようで、白を基調としたゆったりとしたスペースに
アンティーク風の色々なメーカーの椅子・テーブルが配置されています。
好みの椅子に座り、本もゆっくりと読めます。

(雑誌以外の小説やエッセイの書籍が家具の上に多く置いてあります。)
ランチは、押し寿司・オムレツ・カレー・豚肉の生姜焼きなどが食べられます。
オムレツを食べましたが、綺麗に盛り付けてあり食べてみると見た目よりも
ボリュームが、デミグラスソースもおいしかったです。
コーヒーはアメリカンタイプのものを飲みましたが、薄めでさっぱりとした味でした。

変わっているところでは、高級どらやきのスィーツが食べられます。
このカフェは、3月6日にオープンされたようです。


同様に似た雰囲気で、室内が少し暗めで落ち着けるカフェが、林町に
3月にオープンしています。
自家焙煎珈琲とオリジナルカレーのお店で、cafe java STYLE
(カフェ ジャバスタイル)
という名前です。

座席間隔が広くゆったりしていて、少し大人っぽい濃い目のブラウンカラー
基調としたお店です。
昨日、昼食にオリジナルカレーを食べましたが、中辛でも少し辛めですが、
素直な味で食べやすかったです。
そしてコーヒーは、味がしっかりしていて美味しく頂きました。
流れていた音楽も心地よく、静かな店内でした。
このお店も倉庫を意識しているのか、天井が高く天井の折板に塗装を施して仕上げ
いました。
椅子やテーブルも、色々なメーカーの物を取り合わせて構成されています。
好きな形の椅子に座り、くつろぐことが出来ます。
また、こちらもおしゃれな月刊誌などをゆったりと読むことが出来ます。


カフェ空間の流れで、このようなスタイルが増えてくるのかもしれませんね。


設計室 K




HPIMG_3776.jpg   讃岐珈琲 カフェ セシカ



HPIMG_3778.jpg   cafe ジャバスタイル








東京のジャパンショップ見学

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今晩は

先週、ジャパンショップ2009(店舗総合見本市)に行って来ました。
半年ぶりぐらいの東京でした。
ビッグサイトの周辺には、3年ぶりぐらいでした。
しばらく見ないうちに会場周辺には、多くの高層建築物が建っていました。
仕事がらチケットは、毎年のように手に入るですが、なかなかタイミングが合わず
行くことができませんでした。
仕事の関連もあり、一大発起して行くことにしました。

会場では、このイベント以外に建築・建材展や、ライティングフェアーやその他3イベント
が行われていました。
建築関連イベントだけでも流し見ようとしましたが、1日だけでは足りず、2日目も半日ほど
費やしました。(どの会場もデカイ

ジャパンショップでは、見たことのない加工素材や、最先端技術を利用した商品や、また伝統的な素材
を利用した新しい空間提案などが多く見られました。
気になったものは、非常に多くあったのですが、LEDを利用したガラスサイン・家具や特殊なシートを
使ったグラフィックスの商空間での展開には驚かされました。

映画で見るような、近未来の情報伝達方法も、もうすぐ可能になるのではと思いました。

また建築・建材展では、環境負荷を意識した提案が多く見られました。
緑化に関する多様な提案や、近未来型エコ住宅や、瓦やタイルや簾などの伝統的利用だけでなく
ユニークな利用提案、快適健康住宅の提案など色々な物が展示されていました。

そして、ライティングフェアーでは、「人に地球に・・・やさしいあかり」をテーマにしており、
照明によるCO2の削減に関する展示が、多く見られました。
照明の未来を切り開く商材である、LEDと有機ELを使用した実験的な照明器具や、すでに販売が
計画されている器具など見ることが出来ました。
LED・有機ELは共にまだ発展段階であり、これから多くの需要が見込めるため多くの開発機関
が、存在しており、様々な方向から研究が進んでいます。
この2つの光は、全く性格の違うもの(直線光と拡散光)であり、まだ改良されるべき点も多く
あるようです。

これから、私たち生活に改良されながら、知らぬ間にどんどんと溶け込んでくると思いました。
身近なところでは、携帯電話の液晶などは有機ELにがもう利用されています。

テクノロジーの進化により時代の速度が、速くなって行くことを感じずにはいられませんでした。



設計室 K


HPIMG_3705.jpg   ビッグサイトへ向かう


HPIMG_3709.jpg   会場前のコンコース   


HPIMG_3711.jpg   宿泊ホテルのかわいいイルミネーション


HPIMG_3710.jpg   宿泊ホテルのエントランス照明  


HPIMG_3721.jpg   ペンダント型有機EL照明
  

HPIMG_3719.jpg   多様な有機EL照明の利用   



東京では、エキセントリックな時間を過ごすことが出来ました。
  写真はクリックすると大きくなります。





関西にて

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今晩は
今日は、雨の合間の晴れの日で久しぶりに過ごしやすい日でしたね。
家のサクランボの花びらも、雨が続きハラハラと散りかけています。

先月の末、神戸と大阪に行っていました。
神戸へは、以前働いていた設計事務所の重村先生(顧問)が神戸大学で教鞭を
取っておられました。その先生が、今年で定年のために最終講義を行うにあたり、
設計事務所OB、神戸大OBの方々からの誘いがあり、出席して来ました。

私は、神戸大学の出身ではありませんが1年間ほど研究室に出入りしていました。
そのため、神戸大学のOB方々とはフレンドリーに付き合って頂いています。

最終講義は、「生命循環都市へ」というテーマーでお話をされ、また時系列で関連のある建築作品
も紹介さfれていました。私が、担当をした建築もあり懐かしく聴講させて頂きました
内容については、集約して話ししづらいのですが、下記のようなことでした。

1、物質循環からいのちへの循環の発想
2、工業化・標準化ではなく多様性の持続と回復
3、地域に持続する自然との関わり方の経験的知恵
4、環境学習の推進・環境倫理の普及
5、持続可能な地域環境のあり方
6、都市の持続性・etc

そして、講義の最後に7つの言葉を頂き終了しました。

HP用IMG_3688

そして、次の日に大阪の「TRUCK」という家具屋さんに行ってきました。
地下鉄を乗り継ぎ玉造駅から地上へ上がると、庶民的でマンションが多く、
わりと静かな大阪風景の所に出て来ました。と言っても都会ですが・・・・
少し歩くと、古いビルの1階にそのお店はあました。
そして、すこし離れたところにも、もう1店舗(AREA2)ありました。

ソロモン流で見た通りの家具たちが並んでいました。
ラフに利用出来て、タフで、ジーンズが似合う家具でした。
ソファーは柔らかめで、懐かしい座り心地でした。
木とスチールのコントラストも絶妙なバランスでした。

家具が展示されている空間も、天井・壁の仕上げを1度落として、ホワイトの色で
ペイントされている、雰囲気の良いアンティークでおしゃれな空間でした。
素材の扱いのポイントとして、木材の割れ・節、皮の傷・変色部分はそのまま利用
して、素材を味わい・感じるをいうことが大切のようです。

私は、豚皮のデスクチェアーが気に入りました。
黒皮のスチールとブラウンのユ-ズド風のレザーの相性が抜群でした。

またそこは家具だけでなく、雑貨も販売されていました。
雑貨(カップ・紙の収納ケース・衣類フック・外国の積み木・etc)もユーズド風で、
ユニークなものが沢山ありました。

それから、お茶をするならショップより50メートルほど手前のカフェも
同じようなテイストがあり居心地がいいですよ。
TRUCKさんがプロデュースしてるのかな

有名店なので、お客様は多かったのですが、また居心地が良いので
寄せて貰おうと思っています。






設計室 K








伝統工芸と産業

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こんばんは
ここ2日間は、天気も良く出張に関西に出ていました。
関西の件は、後日ご報告します。

さて先週は、伝統工芸に関するお話を2人をお伺いすることが出来ました。
2人共、企業家に関する会での出会いでした。
共通して言えることは、仕事の姿を変化して新しい分野かつ、ワールドなご活躍
されていることでした。

1人目は、結納センター Tさんです。
水引に関するご職業方ですが、水引素材を現代的にアレンジして、髪飾りや
ブーケなどの新しい分野に進出しています。
また、結納飾りをリューアルして、羽子板の上に再構成を行ったりしています。
活躍の場も、日本だけでなくアジアでも、水引を知って貰いたいをいう思いで
その場所の文化に合わせて、アクティブに活動されています。
時代に合わせて仕事の見方を変え、柔軟に変化に変化して産業を守ること
をされています。
実際に、基本的な結び方えを教えて貰いましたが難しいもので
なかなか出来ませんでした。素材を触りながら感じたことは、
カラフルで、非常に繊細な扱いが必要なことでした。
彼は、若さとパワーを持ち、そして広がりを感じる人でした。
本当にパワーを貰いました。

2人目は、四国最後の木型職人といわれている I さんです。
私とは、気さくによくお話をして頂いています。
今回は、ご自宅で和三盆作り体験とアトリエで木型についてお話をして頂きました。
畏まって御説明を聞くのは、初めてでした。
実際に和三盆作りを行うと楽しいですね。
打ち立ての和三盆は、少し柔らかいのですが1日ぐらいするとしっかりと固まります。
程よい甘さでコーヒーには、ぴったりでした。
翌日、朝食で頂きました。
この和三盆作りでは、ご家族で手際よく対応されていていました。
本当にありがとうございます。
また、木型については、メーカーの希望により、木型をして利用して製作された、
美しいディスプレイを見せて貰いました。
コラボレーションしたいですね。

そして、製作アトリエでは、木工加工を行う機械を見せて頂きました。
普段私たちの利用しているものより、クラフト用ですのでコンパクトで興味深いもの
でした。
加工に使用する切れそうな彫刻刀が沢山あり、歴史と逞しさを感じました。
色々な刃物も形があるのですね。感動です。

良き人たちの出会いに感謝


設計室 K


HP用IMG_3641   水引飾り


HP用IMG_3640   ブローチ・髪飾り   


HP用IMG_3642   木型1


HP用IMG_3643   木型2


多様性があり本当に綺麗ですね。心と打たれます。