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株式会社創芸スタッフのお届けする日々の業務日記です。
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柳 宗理さんの展覧会

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五月晴れで、外にいると汗をかきますね。
休日をいかがお過ごしですか?

私は、広島現代美術館で特別展 柳宗理 「手から生まれるかたち」を観て
来ました。先週の休日でしたが、人も余り多くなく観やすい環境でした。

館内に入り、?マークのサインを着けている学芸員さんに説明を受けながら
展覧会を観ました。

柳宗理さん(1915~)は、日本におけるインダストリ・アルデザイン(工業デザイン)
の領域の確立と発展を牽引したデザイナーです。
代表的なものとしてバタフライ・スツールがあります。
余計な装飾をそぎ落とし、シンプルなフォルムに美しさと機能を兼ね備えたものと
して、多くの人に長く支持されています。
構造的な視点から見ても、非常に良く出来ています。
展覧会では、このスツールのプロトタイプが展示されています。

展示されている物の範囲を観るかぎり、インダストリアル・デザインの職域の広さ
と、作品の質に感動します。
展示されている物を書き出すと下記のようになります。

イス・収納家具・照明・キッチンウェア・テーブルウェア・オブジェ・テキスタイル・
サイン・公共構造物(バス停・高速道路料金所・キヨスク)・家電etc

また、この展覧会では柳さんのインダストリアル・デザインのプロセスを観ることができます。
紙を切り、石膏を削りだし、手のひらで実際に感触を確かめながら丁寧にデザインする姿勢
を窺うことができます。そして、修正跡のある図面も展示しています。

このような試行錯誤のデザインの末、たどり着いたがアノニマス・デザイン
(無名性のプロダクトデザイン)であり、デザインが主張することのないフツウ
のかたちと言えるようです。

ちなみに、この柳宗理さんのお父さんは、民芸運動の中心人物で思想家・美術評論家
の柳宗悦さんです。そして、お母さんの兼子さんは、日本のアルト声楽家で非常に著名
な方です。このような芸術的な家庭環境で、お育だちになられたようです。

柳さんは以前から、大好きなデザイナーさんの一人であり、この展覧会を観て
その偉大さを実感しました。


                                       設計室 K

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